創業30周年記念誌別冊 私たちの取組み ともに働く
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32(1)障がいの定義(2)社会モデルと医学モデル≪社会モデルとは≫≪医学モデルとは≫障害者基本法では、以下のように定義されています。「身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む。)その他の心身の機能の障害(以下「障害」と総称する。)がある者であって、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にある者をいう。」障がいは個人の心身機能の問題ではなく、環境や社会の仕組みによって生み出されるものであるという考え方です。<例> 車いすでは乗り越えられない大きな段差 等障がいは個人の心身機能が原因という考え方です。<例> 車いすでは乗り越えられない大きな段差がある。だから、リハビリをして歩けるようにする。障がいの考え方は長らく医学モデルが中心でした。障がいは個人の問題だから、自分の努力で解決する。その考え方は、障がいがある人やその周りの方の生活を困難にさせるものでした。しかし、2014年「障害者権利条約」に日本が批准し、2016年に施行された「障害者差別解消法」に障がいを理由とした差別の禁止が明記され、合理的配慮の提供が義務付けられる等、障がいについての考え方は変化してきています。1.障がいとは

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