創業30周年記念誌別冊 私たちの取組み ともに働く
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35(2)知的障がい(3)精神障がい①統合失調症②双極性障がい③うつ病記憶、知覚、推理、判断等の知的機能の発達に遅れが見られ、社会生活等への適応が難しい状態を言い、18歳までに生じるものを言います。精神疾患のため精神機能に障がいが生じ、日常生活や社会参加に困難をきたしている状態の事を言います。主な精神疾患は、以下の通りです。脳内の統合機能が失調し、感情や思考、行動をまとめられなくなる状態を言います。症状としては、幻覚や妄想、興奮等の激しい症状(陽性症状)の他、意欲の低下や感情の起伏の喪失、引きこもり等(陰性症状)、多様な症状が出るのが特徴です。気分障がいに分類され、以前は「躁うつ病」と呼ばれていました。気分が高まったり落ち込んだり、躁状態とうつ状態を繰り返します。特に、躁状態のときの常軌を逸した行動により社会生活に大きな影響を及ぼす事、また、うつ病と間違われやすい事が特徴です。脳内の神経伝達が上手くいかなくなる等の機能の異常によって発症します。抑うつ気分、意欲・興味・精神活動の低下、焦燥、不眠、持続する悲しみ・不安等が続き、通常の社会生活が困難となります。また、このような状態が続くだけでなく、頭痛やめまい、便秘や疲労感等、身体的な自覚症状を伴う事もあります。

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