創業30周年記念誌別冊 私たちの取組み ともに働く
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3作業意欲報告・連絡・相談持続力生活リズム金銭管理社会性(生活の中のルールを守る)出典:厚生労働省、独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構正確性速度指示理解感情のコントロール協調性意思表示食事体調管理自分の障がい・症状の理解(1)働く土台づくり①健康管理・病気の管理・体調管理→障がいの理解と受容<職業準備性ピラミッド>健康管理・病気の管理・体調管理職業適性基本的労働習慣対人技能生活のリズム・日常生活継続した就労には様々なスキルが必要です。そのスキルを段階的に整理したものを「職業準備性ピラミッド」といいます。職業準備性ピラミッドは基礎的な能力から順に積み上がっています。一般就労では障がいへの合理的配慮はありますが、一定の労働条件(就業時間・休暇等)・ルールに従って働く必要があります。合理的配慮を受けて働くためには、自分自身の障がいを正しく理解し受容する事、それを相手にきちんと伝えられる事が必要です。障がいの理解・受容とは、自分は何ができて何ができないのか、苦手な事や得意な事は何かを知り、できない事や苦手な事があっても工夫次第でいろいろできると気づき、前向きに行動する事です。私たちNNCは、創業時より「お互いの障がいを理解し支え合う」事を大切にし、それが企業風土として根付いています。しかし、創業時の身体障がい(肢体不自由と聴覚障がい)がある社員が多数を占めている状況から、2012年頃より精神・発達障がいの社員が急激に増え続け、身体障がいとは全く異なる十人十色の様々な特性がある社員の対応に苦慮し、戸惑う事が多くなりました。そこで、役付者を中心にジョブコーチ研修や合理的配慮をはじめとする社外研修を受けたり勉強会を行ったりし、日々の社員対応の中で試行錯誤を繰り返しながら、社内全体に障がい理解のすそ野を広げるべく、研修等の取組みを少しずつ充実させてきました。2.働くために必要な事

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